8月29日・木 初回抗がん剤の日

とうとう今日がきた。朝はとても穏やか。天気も良い。以前より顔色もいいし、抗がん剤治療には良い日なのかと思った。午前は看護師さんがバタバタするので、午後から点滴入れましょうということになった。

午前中は例のCVポートから初めて針を刺し、点滴の準備に備えた。CVポートの傷の痛みもだいぶ感じないほどになっていた。チクッ。針を刺したとき、胸は一瞬チクッとした。目はパチっと見開いてしまった。その後、首のあたりへスーッと液体が流れていくのを感じた。刺したのは研修医の先生。担当医も担当看護師さんも見ていてくれた。できれば上手な看護師さんに…なんて思ってたら、胸から刺す点滴は医師がやらないといけないらしい。こんなものなんだろう。しばらくすると、「これで通ったの?」という状態で何にも感じなかった。

そこからはのんびり、午後を迎えた。始めに、吐き気止めや栄養剤の点滴が胸から入る。約30分。

そのあと、2種類の抗がん剤が入る。①アブラキサン。白い液体だった。ジーっとみていたが、着実に薬が入っていくのがみれた。②ゲムシタビン。こちらは透明。本当にあっという間だった。

その間、LINEで家族に様子を伝えようとしたとき、問題が起きた。次男坊が、今、鬼の腹痛だと兄貴が教えてくれた。今日は木曜日なので、健康相談の窓口に問い合わせたら、「水分とって病院に行け」とのこと。候補になりそうな病院を選んで、15時に合わせて行くように指示したら、こちらの点滴はあっという間に2本とも終わっていた。緊張もせず、薬のお陰で血圧も下がり、薬は何も起こらず私の体に入った。さて、このあとどうなるのか。とりあえず、点滴中に異常が出る人もいるらしい。アナフィラキシーだそうだが、全くそんなこともなかった。少し汗ばんで背中がじっとりはしたような気がした。

また、ゆっくり過ごして、次男の様子を伺うことにした。病院に行き、血液検査と点滴を打って横にさせてもらったそうだ。夫は私の見舞いを後回しにして、仕事場から次男の病院に付き添いに行った。1時間半待って、先生に呼ばれ「血液検査の結果をみて、急激に高くなっていないので、おそらくウィルス性胃腸炎でしょう」ということだった。ほっとした。5日間の薬をいただき、大分落ちついえた様子だった。気がついたら日が暮れる時刻になってしまった。

自分のほうは問題なく、ゆっくりしていた。食事も普通食が出て完食。今度は私の病院に夫がとんぼ返りしてきた。疲れた様子だった。夫にベッドを貸してやり、私が椅子に座った。本当に健気に見舞ってくれて逆に体調を崩さないか心配だった。私はピンピン。先生に聞くと、「初日はこんな感じ。アナフィラキシーショックが出なかったことは第一段階クリア。」と仰っていた。良い兆候。

夜、20時頃、少し眠くなった。24時半頃、目覚めた。トイレに立とうとして、頭痛がして目まいが来た。少し気分も悪い。「副作用、来たか。たまらん。」と思った。トイレでお小水の量を測りだした。点滴が入るとすごい量で尿が出る。1回300CCほど。点滴は私の体に着実に入っているのだと思った。少しゆっくり歩き、また布団に入った。24時過ぎに目覚めたときは翌日5時かと思った。よく熟睡したと思った。次のトイレでは頭痛やふらつきはとれていた。そして、2時間くらい眠れず、(これは痛みではなく、早く就寝したので眠れない。)スーッと眠りに入り、朝5時まで熟睡した。あれから頭痛は来なかった。眠れる時間が長くなっている。

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