食事も全粥になり、ほとんど残さず食べる。本当に自分は膵臓癌にやられてるのか、こんなもんなのか、と不思議に思う。もちろん、背中やみぞおちの張りと、多少の目まいはあるのだが。
今日はマンションからの訪問者があった。カステラとジュースを持ってきてくれた。看護師さんに聞いたら「食べて飲んで問題なし」だったので、美味しくいただいた。
一人が自分のおうちに飾ってある写真立と写真を数枚持ってきてくれた。そこには私たちが一生懸命育てた子供たちの屈託のない笑い顔の写真が数枚あった。たった10年ほど前、あの子もこの子も我が子のように家に呼び入れて遊ばせた。もう少し勉強もしてほしかったが、「子供は元気が一番。」その意識で育てていた。友人は「あとで、返してね」と言っていた。その心意気に涙が出そうになった。